こんにちは。栄養士の今泉です。
夏からの天候不順で、野菜の価格高騰が続いています。
最近では外食産業のみならず、学校給食にもその影響が出てきています。
比較的価格の安定している冷凍野菜や、もやし・きのこ類、豆苗やスプラウト類を上手に活用されているご家庭も多いのではないでしょうか。
食材の価格高騰が続くと、自然の恵みをいただいていることにあらためて気づかされます。これを機に、無駄なく野菜をいただくことを意識して料理をしたい!と思う今日この頃です。
そこで、ご家庭で無駄なく野菜を使うことにスポットをあてたおすすめの“捨てない野菜レシピ”をご紹介いたします。

《 端材野菜のチヂミ 》
【材料】
じゃがいもの皮・・・・・・・・・出た分だけ
人参のへた(胚軸)と皮・・ 〃
キャベツの芯の部分・・・・ 〃
セロリの葉・・・・・・・・・・・・ 〃
・薄力粉・・・・・・・・・大さじ3
・片栗粉・・・・・・・・・大さじ1
・水・・・・・・・・・・・・・100cc
・塩・・・・・・・・・・ひとつまみ
・油・・・・・・・・・・・・・・適宜
・醤油・・・・・・・・・・・・適宜
【手順】
1.薄力粉・小麦粉・水・塩を合わる
2.野菜の端材を細かく刻み①と合わせる。
3.フライパンに油をひき、②を流し入れ両面焼き色がつくまで焼く。
4.醤油を塗り、完成。
※粉と水分量は調整して下さい。
茎や葉と根をつないでいるヘタ(杯軸)の部分は、光合成でできた栄養を根に送り届ける命の要、 いわば「野菜のへその緒」。味も栄養価も濃い部分です。切り落として捨ててしまわずに、汚れや傷がある部分だけを取り除いて味わいましょう。
ご飯の準備で出た野菜くずとして捨ててしまう部分も、細かく刻んで焼くと立派なおかずやおやつに変身です!セロリの葉もとても食べやすくなります。
このチヂミのレシピはポトフを作った時の材料ですが、他にも、大根の皮やヘタ、葉物野菜のヘタの部分など、なんでもお好みで入れてみてください。なんとなく自然のパワーを感じるお味がします。
また、ゴミの少なさに台所も気持ちもスッキリです♪
※野菜はしっかり洗ってご使用してください。農薬が心配な場合は、沸騰した湯で30分~1分茹でこぼしましょう。
それでも心配な場合は、天然成分で出来た野菜の汚れを落とす洗剤も今は多く出回っていますので、うまく利用されるといいかと思います。