来週は「敬老の日」「秋分の日」と国民の祝日が続きますね。
敬老の日は「お年寄りを大切にしよう」という意味が込められた国民の祝日ですね。
では、秋分の日とはどんな日でしょう?
秋分の日とは「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」為の日とされています。
秋分の日は秋分のはじまりで『昼と夜の長さが同じになる日』とも言われています。(実際は昼の方が若干長いそうです。)
この日を境に太陽が上っている時間が短くなっていく為に昔から「極楽浄土とこの世が最も近くなる日」ともいわれてきました。この為、秋分の日前後3日間はお彼岸と言われ、お墓参りをするなど先祖供養をする期間とされます。
ちなみに…
お彼岸にお供えするおはぎとぼたもち…
どう違うか知っていますか???
正解は…
春は牡丹の花にちなんで牡丹餅(ぼたもち)
秋は萩の花にちなんでおはぎ
と言います。
「牡丹」の花は、大きな花なので「ぼたもち」は大きめに、「萩」は小さな花なので「おはぎ」は小ぶりに作られるようになりました。
つまり、「ぼたもち」と「おはぎ」は、基本的には同じ食べ物ですが、食べる季節が違うため、呼びわけるようになったのです。
そしておはぎとぼたもちだけではなく
●春の牡丹餅(ぼたもち)
●夏の夜船(よふね)
●秋の御萩(おはぎ)
●冬の北窓(きたまど)
このように4つも呼び分け方があるそうです。
なぜ季節によって、ここまで呼び方を変えたのかは、今となっては明確な理由ははっきりとはわからないのですが、言葉遊びから生まれた呼び方、と考えられています。
(なお、こしあんを使ったものをぼたもち、つぶあんを使ったものをおはぎなど…地域によっても諸説あるようです。)