「金時草(きんじそう)」をご存じですか?
葉の表面は緑色、裏面は赤紫色の野菜です。
これから9月にかけてが旬の時期です。
熊本では「水前寺菜」、沖縄では「ハンダマ」、愛知では「式部草」と
呼ばれています。全国で主に多く栽培されているのが金沢で「金時草」と
呼ばれ加賀野菜となっています。
調理法は、茎から葉を取って使います。
酢の物、和え物、お浸しには茹でて、天ぷらには葉先の
柔らかい葉を使って調理します。
茹でると葉はぬめりがでて、茹で汁は赤紫色になります。
この茹で汁を使ってゼリーを作ると綺麗な赤紫色の金時草のゼリーもできます。
代表的な食べ方は酢の物で、お酢の酸と反応して調味液がきれいなピンク色になります。
金時草は古くから民間療法では、産後や、目、肌に良いとされていて
女性にとってうれしい野菜です。
アントシアニン、GABA、Bカロテン、カリウム、カルシウムなどが豊富に
含まれ優れた緑黄色野菜です。くせが無く食べやすい野菜ですので、
もし見かけましたら、この夏「金時草」にチャレンジしてみませんか・・・